さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

掛け違えた気持ちはいくつ


KAT-TUNのquarterコンのDVDが出た1ヶ月ほど前。
「やっぱりRAYやばい!みんな見て!!!」みたいなツイートをたくさん見かけた。
RAY?わたしにはBUMPの曲しかわからんわ〜って感じだったんですが、どうもKAT-TUNファンの皆様の推しようがハンパない。のでとりあえず楽曲だけでも聞いてみるかーと思ったら少年倶楽部プレミアムで歌ってるじゃないですか?録画してあるので見るじゃないですか?

「すごい」

という感想しか出ませんでした。
中丸くんの音域が広がっていること。
亀梨くんのあの独特の声が味を出してて、田口くんと上田くんも腹から声出してて、最高だな!?と思いました。

四人のKAT-TUNを受け止める準備をしていこうと思いました。

私は、四人のKAT-TUNも田中くんも赤西くんも、それぞれ頑張っているから、それでいい。(本音は6人が好きだけど)という人でした。

いくら6人が好きでも戻らないから。
関ジャニ∞の時がそうだったから。

内くんが復帰して錦戸くんとともにドラマに出たときのこと。私はてっきりエイトに戻ってくるんだと思っていました。
でも、抜けてしまったあの日から、彼に戻る椅子は用意されていませんでした。

でも、

ぐちゃぐちゃに壊されたはずの椅子は、どうか戻ってこれるように、と祈った人たちで綺麗に磨かれて、内くんには別の場所の舞台などの活躍される場が用意されていました。

ただ、これは内くんがジャニーズ事務所にいたからです。
ジャニーズ事務所で生きることを、場所は違えど望んでいたからです。



2009年のKAT-TUNの東京ドーム7daysの時から赤西くんの気持ちがもうKAT-TUNにないことなんか見てわかるレベルでした。

どうか戻りますように、とみんなで祈っていたけど、「赤西なんか、」という、そうでない人たちの心無い言葉もたくさん目に入りました。

その心無い言葉が赤西くんの椅子を壊しました。

田中くんの時は、何人が裏切られたと思ったでしょうか。
5人でも守り続ける、というのは嘘だったの?というみんなの負の気持ちが田中くんの椅子を壊しました。

四人になったのは自分のせいだ、と亀梨くんが頭を下げるのを、もう誰も、KAT-TUNのメンバーだって、見たくないと思っていました。

だから、私は四人を自分の心の中に閉じ込めずに、ちゃんと向き合おうと思いました。

あのRAYを聞いた時に、ちゃんと向き合わないと、もうこれ以上蓋をして後悔をするのは嫌だ、と思いました。

赤西くんが辞めると発表された日が、いつだったか、私は覚えていません。
テレビも新聞もネットも全部遮断したから。
何も見えないように聞こえないように。

でも、四人の歩みを、私の前に進めない気持ちひとつで見ないのはもったいない、と思った矢先です。

考えるだけで頭が痛くなります。
体温が下がります。

田口くんが決めたことなので、ファンが口出ししたところで、戻ってくるわけではない、というのはもう痛いほど理解しているつもりです。

でも、悲しくて、どうして、という気持ちがたくさん生まれてきて。

彼がどう進んでいくか、進んでいってほしいか、なんて、悲しすぎて口に出せなくて。

だから、せめて、
怪我なく来年の春を迎えてほしいです。