さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

好きになってよかった

小瀧くんを好きになったのは、
今までに知らなかった世界に連れて行ってくれる、と確信していたからだ。

今までも、たくさんのアイドルや、アーティストを好きになった

赤西くんは寂しがり屋でーすみたいな顔をする時もあれば、一人でなんでもできるよーみたいな顔をしてたりとか、とにかくつかみどころがない。まあファンとステージの上の人が分かり合えるとは思ってないけど。気づいたら一人になっていて、それでも前に向かうことはやめない。
彼から溢れ出るオーラの類は自信やその反対の卑屈でもない。
ただ、目標があればなんとかなる、ということを感覚だけで体現している人だ。

大倉くんは、不平不満を口にはするものの、それはその時のバラエティの要素であって、自分自身に課せられた課題にあまり文句を言っている姿を見かけたことがない(ような気がする)
本人は最初はドラムは嫌だった、ということを雑誌で口にしていたが、もうそれはドラマー大倉忠義として自分の中で受け入れてからのインタビューだったように感じる。
実際今はドラムにツインペダルをつけてみたり、ドラムの叩き方がすごくしなやかになったりと、とにかく見ていて楽しい。そして、純粋に不満だらけの現状に文句を言わず前へ向かう姿勢が格好いい。

ここではあまり語っていないがPerfumeや、でんぱ組.incも好きだ。

Perfumeは三人で前を向き、常に高い目標を持っていて、その目標にふさわしい小さな階段を上ることをおろそかにしない。たとえミリ単位の階段でも、手を抜かない。そしてその目標に対して応援してくれる人やお手伝いしてくれる人への気持ちの感謝は、必ず「目標」を「現実」という形にして、返してくれる。

でんぱ組.incは、なんとなくメンバーみんな、見ている方向はバラバラなのかな、と思う時がある。
でも、私たちでんぱ組を見つけてくれた人たちには全身全霊でお返しする、というのがたくさん伝わってくるライブパフォーマンスが大好きだ。
あした地球がこなごなになっても、なんて、でんぱ組以外のアイドルが歌って、こんなに胸に響くだろうか?


そして、上記に挙げた人たちと比べると、わたし自身、小瀧くんのことをあーだこーだ好き勝手語れるほど見てきたわけではない。
好きだ!と気づいて数ヶ月だ。
小瀧くんをちゃんと小瀧くんだと認識して、こっそり応援していた時期を含めてもまだ一年も経っていない気がする。

でも主演舞台「MORSE」が、決まったと、彼の誕生日に報告があった時は本当に嬉しかった。

わたしは、赤西仁の初主演映画を観に行けていない。
わたしは、大倉忠義の初ソロコンサートを観に行けていない。
わたしは、Perfumeやでんぱ組の初武道館を観に行けていない。

全てタイミングだ、と言い聞かせてきたけど、やはり好きな人たちが、節目や周年のタイミングを迎え、その「初◯◯」の話が出るたびに、こっそり悲しかった。
リアルタイムで好きだったのに、「初めて◯◯に立った」とかそういうことを共有できない。
どんな状況だったかを知らない。

はっきり言うと、わたしが勝手に悲しくなっているだけなんだけど、この知らせを聞いた時に、絶対に無理してでも観に行かなくては、と思った。

それは今まで「初めての〜」をないがしろにしてきた経験があるから。もし、私の担当が小瀧くんじゃなくて別の人でも初主演舞台は、あったかもしれない。

でも、小瀧くんに初主演舞台が回ってくるのは、小瀧くんが舞台で輝ける、と納得するような、小瀧くんを是非とも推していきましょう、みたいな、そういうものを彼が持っていたから、だとわたしは信じている。

10年ジャニヲタをやってきて、今このタイミングで「自担の初主演」に初めて立ち会えて、改めて嬉しい。

東京楽日まではあと少し。
千秋楽まで、無事に走りきれますように。
祈っています。