さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

マイナス3キロ

 

元々書き上げようと思っていたのですが、

小瀧担の方のダイエットのブログを読み、早急にダイエット方法はあれだけではないことを書き上げなくてはと、思い公開しました。

 

あの方の小瀧くんに魔法をかけてもらった、という言葉は素敵です。考えも、何もかも。

 

ただやっていることは自分に「お前はデブだ」と呪いをかけひたすら糖質を摂らない、というダイエットです。あの方に、あの方に同感して自分に呪いをかけようとしている人に言いたい、もう自分を苦しめないでください。

 

 

 

 

 

去年の8月にEMODAのとっても可愛いくてかっこよくも履けるミニスカートを買った。

 

ただ試着室では入ったのに、家に帰るとむくんでウエストがきつい。

 

ということはこれは、出かけた先でむくんでしまう、ごはんをたくさん食べる、そんなことをしたらお腹がきつくてスカートが裂けてしまう!?そんな!勘弁して欲しい!もうリバウンドしないダイエットをしたい!と思い人生何回目かわからないダイエットを決意した。

 

ダイエットの時に動けばいいんだよ!という人がいるが、わたしは自分の活動が元々ダラダラしているわけではない。

チョコレートは好きだけど、毎日毎日食べるわけでもない、お酒は飲まない、運動はしないが、そもそも仕事は立ち仕事、納品の時は重たいダンボールを持ったまま走るし、とまあめちゃくちゃ動く。

それでも太ったのなら、やはり

摂取カロリー>消費カロリーが原因である。

 

それを念頭に置いて

 

  • 食べたいものを食べる
  • 筋肉をつける
  • 今より少し動く

というのをモットーにして、年末までにマイナス3キロ!というのを決めた。ツイッターの名前もいくみ@痩せる、なんかにして、家族にもご飯が少なくなっても心配しないでね、と声をかけた。

決意した8月下旬、年末までには約3ヶ月。1ヶ月1キロ減。この時は自信がなかった。

 

食べたいものを食べる

食べたいものを食べる、というと、

え?好き勝手に食べていいの?と思いがちだが、実は違う。

「お腹減ったー、何食べよう!」ではなく、「何が食べたいのか?わたしの体が求めているものは何?教えて!」と、お昼をコンビニで済ますことが多いわたしは、職場からコンビニまでの移動中に毎日考えていた。

 

本当に食べたいもの

問いかけ続けた結果、最初のうちは

「今日はラーメン」「今日はパスタ〜」と炭水化物を食べまくっていた。

ただ、この時点で既に食後のスイーツや缶コーヒーは買わなくなっていた。食べてから欲しくなったら買いに行く、を癖付けしたら「ん?本当に欲しいか…?」と疑問系になったのでやめた。

 

こんな生活を続けて一週間、ある日唐突に「今日めっちゃサラダ食べたい!!!!!!!!!」と思った。体が欲している。サラダを!わたしの体がサラダを食べたがっている…!

一番野菜が入っていそうなサラダをコンビニで購入し、これだけで足りるかわからない………とたくさんある中でわたしが食べたいもの!あったかいものだ!と思って春雨スープを手に取った。その日のお昼はそれだけで済ませて、晩御飯も欲しいか?と思ったけど、やはり家の手作りのご飯を目の前で広げられると食べたくなる。

お皿から先に少しの量に分けておいて、食べることにした。

 

筋肉をつける

腹筋とかなんだとかいうけど、結局いつも自分がしてる一番多い体勢で支えてくれる筋肉をつけなければカッコ良い筋肉はつかないのではないか?

そうなってくると、わたしは立ち姿勢が一番多い。移動時間仕事中全て含めて約12時間ぐらい、そんな日が20日ほどある。

常にわたしは立ちっぱなしなのである。じゃあもう寝る前に運動なんてもったいない!立ちっぱなしでできることは何か!というわけで、空気を吸わずに腹筋だけでお腹を膨らましたり凹ましたり、仕事靴をペタンコのローファーからヒールのあるものに変えたりした。

これが一番効果があって、むくみやすいわたしはふくらはぎの筋肉のおかげでむくむ日が減ったし、腹筋の横、腰の骨の少し上辺りに触るとわかる筋肉を手に入れたのであった。

 

今より少し動く

最初に述べたが、とにかく仕事場では動くのである。そして12時間立ちっぱなし。正直仕事終わりは風呂に入って早く寝たい、がわたしの中の一番の願いである。ご飯なんかよりとにかく今の疲れを取りたい。そんなわたしがジムに行ったりランニングに行ったり、絶対にやらない。お金をかけても無駄。解約金がかかるだけ。

そんなことが目に見えていたので、

台車を押す時は変な姿勢だけど腕に負荷のかかる形で押す

仕事場で階数の少ない移動は基本的に階段を使う(階数が多い移動にすると絶対に挫折するから)(意志が弱いのである)

ということにした。

これが割と慣れれば続くし、とにかく「わたしやります!」という風にもつながるので仕事で任される範囲が増えた。素直に嬉しい。

 

このモットーをとにかく1ヶ月続けると、体が大好きなスタバやラーメンを欲しがらなくなった。本当に体が欲しがる時だけラーメンもスタバも食べる。

たった1ヶ月、されど1ヶ月、1日程度での体重の変化は気にならなくなっていた。

 

今現在

マイナス3キロは達成できなかった。

トータル的にはマイナスなのだが、大幅にマイナスか、と言われるとむくみがとれた程度では?と思うこともある。始めた頃の体重に戻ってないので痩せたのだとは思うけれど。

今は好きな時に好きなように食べる。でもやはり今とりあえず怠惰で食事を口に入れる、ということが本当に減った。

実際腰回りが本当にすっきりして、履きたかったスカートが履けるようになったし、新しくEMODAでズボンも買った。

 

自分のなりたい体型になるのは楽しい。

なにより自分のことが好きになれる。

 

 

 

 

 

 

あの記事のモットーは素敵だと思った。それは事実だ。自担のために、というのは魔法だ。

でも、お願い、もういじめられていた自分のことを自分自身の手でそんなに苦しめなくていいよ、と思った。

太るのを太ってるのが悪い、と大声を荒げて聞くに堪えない言葉でいじめる人間が悪いのであって、太ってることは悪くない。

 

痩せたくて痩せるのは本当に自由だ。

いじめっ子を見返したい人、自分の好きな服を着たい人、自担のために、かわいいと思われるために。

だけどそれに苦しさと後悔と反省が付いて回るのは違う。

飴を知っていても、飴の自分がいつ

「やっぱり貴方に飴はあげられない、もっと痩せて」とひどいことを言う悪魔にならない保証はない。そうなったらもう拒食の入り口だ。非常に危ないダイエット方法だと思いました。

 

この記事がお説教くさくてもいい、あの記事を書いたご本人、読んだ人に甘ったれんな!と叩かれてもいい、それでもわたしは、同じ人間を応援する人間として、優しい彼の魔法にかかったのなら、逆に彼の優しさに甘えるダイエットもできると思っているのです。