さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

セイコミにいそうな女

 

 

またやってしまった

某婚活アプリでうっかりよくわからない男と寝た

アプリ類で男とうっかりというか断りきれないのはいつものことだけど、わたしがなんでこんなにうっかりはちゃめちゃ性交渉が多いのかご本人に聞いてみた

やっぱり軽そう?と聞くと「いや、その押したらいける、とは別の線……あ、俺のこと受け入れてくれるんだって思う」って言われて、ああ、寂しさは別の寂しさを引き寄せるんだなとなんとなくものすごく腑に落ちた

今まで出会った人はいつもどことなく一人でいることを選んでいた

 

好きな人も例外なく。

 

そのあとなんばから一本の彼の自宅へお邪魔した。

お邪魔してからお互いなんとなくする?しない?どうする?とか押し問答をしつつも、触れてきたので答えた

 

わたしのその反応っぷりに「誰かに仕込まれたの?」と聞かれて、好きな人の顔が頭に浮かんできてじわあっと湧いてくる涙を我慢しながら頷いたら、優しい声と顔で「いいパートナーさんだったんだね」と言われた

 

今までの誰のどんな言葉より救われた

 

そうだ、あの人はいいパートナーだった

 

色々終わって、とにかく嫌われるように仕向けようとしたら「メンヘラに構うな構うなって、寂しいからでしょ、ほっとけないよ」と言われてそんなメンヘラホイホイ発言はわたし以外にはしない方がいい、と泣きそうなのを我慢してバリケードをガンガンに立てた

 

メンヘラだからというのは自己防衛である

何かあったときにこれ以上傷つかないように

 

家を出る時ブロックしといてね、とお願いしたら駅に着いたらすぐにラインが来てびっくりした

 

こんな人といい感じになりたかったな、と思いながらなんとなく返事だけ返している。

 

ちなみにカラオケ屋で「セイコミにいそうな女だよね」と言われて「青年コミック」でも「成年コミック」でもどっちでもしっくりくるな、と思って笑ってしまって正しい漢字を聞けていない。

 

まあなんでもいいか、と思いながら今日職場で怒られたけど、昨日あったエロい夜を考えながら知らねーと思っていたので、どちらかというと青年向きであってほしいなと思った

ギャグの面で

 

今は森ノ宮です