さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

抜け出したあの日あの部屋と

 

部屋の片付けをした

 

この状況下の中なので、仕事が出勤停止になってしまったのである

なので、まあ、時間がめちゃくちゃある

 

ずっと散らかりっぱなしの部屋を片付けることにした。

ゴミ袋3袋。そのうち一袋はティッシュだった。

 

ティッシュ?そんなもの毎日ちゃんとゴミ箱に捨てればいいだろう、と思われるかもしれないが、わたしの部屋にはゴミ箱がない

 

ゴミ箱がない=不潔というより

この部屋自体が既にゴミ箱になっていて

自分がその汚い部屋に身を置くことで安心している部分が少なからずあった。

 

むかーしセルフネグレクトのことを調べたことがあるけど、ほぼそれだった。

毎日毎日いくらお風呂に入ってどれだけ綺麗にヘアオイルを塗って、化粧水と乳液をつけても、最後は汚い部屋で寝る。

それが私の生活だった

 

そして大問題がいつも部屋の片付けをしていると、でっかい取り返しのつかないパニックを起こすのである

 

あれがないこれがないこれがないからわたしはあれができなくて、と部屋の片付けだったはずが、何か物を探す作業に変わっていって、それがないと大騒ぎしてパニックを起こす。

 

ひとまず今回は目先の「明らかにゴミ」とわかるものだけ捨てようと腹をくくって捨て始めた。

 

朝の11時だった。

 

そこからどんどん捨てることができて

「ゴミじゃないけどもういらないもの」も分別することができた

前の職場のいらない案内図とか、初めてのバイト先でもらった手紙とか、色々大事な思い出も出てきたけど、捨てることに成功した

 

あと、推しのことも何にも整理がついてなかったけど、きちんと推しコーナーを部屋の中に作ったら、自分の気持ちもそこに置いておける気がしてホッとした

 

なーんだ、ちゃんと大丈夫だな、と思った

 

今日がちょうどゴミの日だったので、ゴミ袋3袋を外に出して、ようやく全てが終わった。

 

本当はもっと可愛い収納ケースとかに直したいものがあるんだけど、今はそもそもその家具が買いに行けないので、ちゃんと言いつけを守って家にいるしかない。

 

ひとまず、またゴミ部屋にしないように、可愛いゴミ箱ぐらいは買ってもいいかなと通販ページを見ている最中である