さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

夢で逢えたらいいな

 

「お姉さん結構病みやすいの?いわゆるメンヘラ?じゃあ俺らの店くれば?元気でるよー!」

 

席を立ちながらそう言い放ったカウンター越しのホストに「考えておくね」とだけ言ってその背中を見送った

 

実際メンヘラだし、人に対して少し依存するところがあるから、アイドルが好きなんだと思う

一方通行の愛でいいから楽なんだと思う、好きをぶつけても誰も困らない。部屋の隅からぽちぽちと「このあいだのあのテレビのアレが可愛かった」とツイートに打ち込んでも誰も何も迷惑しない。共感した人がいいねをぽちりと押していくだけ。

 

今の推しにはそれでよくない

好きなことを伝えたいし知ってほしいと思う

「わたし」という人物を認知されたいわけじゃないけど、「あなたのことを好きな人が世界のどこかに一人でもいる」ということは伝えたいと常々思う。

どうして伝えたいと思うかは、こちらの好きを認識されてるからというのは大きい

というかツイッター見るなよお!(半泣き)(オタクのツイッター監視している)(あたまおかしいんか)(大号泣)

 

こないだ「むかいさんと出会ってから死にたいとかあんまりないから…」と親にポツリと漏らしたら「お母さんもお金払ったほうがいい?口座教えて?」と言われて、流石に笑った。だけどそれぐらい大きい出会いだった。

 

好きを伝える方法はいくらでもあるけど、推しの好きなキャラクターを手紙に描いたり、あげるプレゼントを考えたり、街中で男の人の服を見ても推しが似合うかどうか考えていて、本当にこんなことがなかったので、たまにものすごく戸惑うし、今も結構戸惑っている

 

結局オタク上がる詐欺だったし、なんなら推しに心配されていて、「あ………すみません元気です……………」と謎の点々多いツイートをめちゃくちゃしてしまう。ツイッター見るなよお!(二度目の大号泣)

 

ホストには絶対いかない

だって歌って踊るアイドルが好きだし、歌って踊らないけどキラキラしてる推しが好きだし、というかそもそも興味ないし……と思いながら出勤前に必死で手紙を仕上げた

 

変わったな〜と思いながら、愛を詰めて明日の朝発送するつもりだ