ジャニヲタってキモいよね。
って目の前で言われたら、
どこがどうキモいのか、ジャニヲタ(この場合はわたし)を目の前にして、そういう発想にたどり着いたか?それはわたしだから気持ち悪いのでは?と問い詰めると思います。
ですが、ネットで「ジャニヲタってまじキモい」みたいな意見を見たら「うーん、そうかもしれない」とここ最近思っています。
どうも。
だって20歳になりたての小瀧くんに、シコいだの、エロいだの顔がかわいいだの踊ってる時の腕の伸びがいいだの声が格好いいとか。
キモいと思う。
ただ単に彼の顔を見て格好いい(はぁと)みたいな人もいる。でも上記みたいな(わたしみたいな)人もいる。その人たちがどうかはわかんないけど自分を客観的に見たときに、やっぱりキモいと思う。
そういう「シコい」とか「顔がエロい」とか、性的にひどいことを言われているということをわかっていて小瀧くんもこの道を選んでるんだろうけど、
と、この文章を打ちながらわたしは本当に小瀧くんが小瀧望くんが1996年生まれのハタチかどうか、わかんないんですよ。よく考えて。わかんないんですよ。
だって彼が小瀧望だ!と言っているのはあくまで事務所から発表されている公式プロフィールであって、公的機関の証明書ではない。
わたしが小瀧くんだと思って見ている彼が一体どんな人かなんて、知らなくて当たり前なんだと思う。
それを彼は夢を見せてくれる存在とか
彼はわたしに希望を与えてくれる存在とか
彼はわたしが見たことない世界に連れてってくれるとか。
その辺りも受動的すぎる。他人任せすぎる。
自分の夢は自分自身で考えてつかまなくちゃ何も生まれないし、
そもそも「見たことない世界に連れてってくれる」という言葉は、
小瀧望に対してわたしが勝手にイメージを作り上げて、そこにさらに色眼鏡をかけたわたしが勝手に夢を見ているだけで、わたし自身が思う小瀧望と違う方向に進んだら、わたしは多分文句を言うのだろう。
そういう点でもキモい。
そして先ほどからちらほら言っているが、「エロい」とか、何考えてんのって感じだなって。
今仕事場に時々ヘルプで来てくれる27歳の男性がいるんですけど(爽やかな感じ)例えばその人が広瀬すずを見て「まじで演技してる時すっげえエロくないですか?」って言ったらわたしはドン引きするかもしれない。
でもわたしは小瀧くんにそれに近い、もしくはもっとひどい、人によっては不快感を覚えるかもしれない言葉をたくさんの人が目につくところに書き記してある。
本人の目にも触れるかもしれない。
と考えると、わたしは何を思って小瀧くん(だと思って見ている彼)を応援しているかわからなくなってきた。
小瀧くん(だと以下略)は小学生の頃からジャニーズジュニアにいて、もうその頃からグループがあって売れっ子で、中学生ぐらいのときにはもう先輩のバックで踊っていて。
高校卒業の年に、デビューが決まって本格的に売れ始めた。
彼に人並みの青春はあったのか、
学生生活は華やかなものでしたか?
修学旅行は楽しめましたか?
受験は大変じゃなかったですか?
勉強は集中してできましたか?
クラスのみんなと仲良くできましたか?
きになる女の子はいましたか?
その子とうまくいきましたか?
考えれば考えるほど、わたしは多分小瀧くんのそういう青春をそぎ落として、私たちの青春を埋めてもらっている。
ファンがタレントの、あったかもしれない、あったであろう青春を奪っている事実を、小瀧くんや、小瀧くんと同じグループのメンバーが押し付けてくるわけではない。
ただ静かに事実として横たわっているだけなのに、その事実にふと目をやると、わたしは彼に対して何を思って応援しているのか、どういう気持ちで応援していっていいか全くわからなくなる。
小瀧くん(だと思っている彼)が
と言った時、わたしは一体どうするのだろう。
どうするのが正解なんだろう。
きっと正解なんかなくて、その時が来ないとわからないのに、こんなことに悩んでいるわたしはやっぱり「キモい」のだと思う。