さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

2020-01-01から1年間の記事一覧

君を尽きるまで愛して死にたいよ

こないだ初めて乗る路線のバスに乗った 駅と駅を行き来するタイプのシャトルバス、乗車時間10分間。 発車時刻を過ぎてもなかなかこないバスの列に並んでる間に、乗車代の100円を財布からポケットへ移してぼんやり待っていた 乗ってから暖房がガンガン効いて…

値段のついているやさしさ

布団にくるまって寒い、と言っているのを かわいいなと思ってるところで止めておけばよかったのだ 相手の下手さを相手のせいにするのは簡単だけど、今回は盛り上がる気にならなかったな〜好きって気持ちが大きすぎるとこんなものなのか、と思って静かに相手…

この物語はフィクションです

どこにでもいるよくある話だと思う 依存しないためにたくさんの人と体を重ねて、初めて付き合った相手がクズだったのでわかれて、やっぱり寂しくなりたくなくて、よくわからない後腐れがない人と体を重ねる ふやふやと相手の輪郭がぼやけるとき、私の輪郭も…

使い分ける道徳

朝帰り 私立の制服を着た子どもとその母親が隣に座っていて そこそこ混んでいる電車でも、母親は手提げを座席から避けようとする様子は全くなく、うーむと思う ここ最近、お客様とご飯を行こう月間(というほど大層なものでもないが)にしていて、ご飯を行くた…

アップしてしまうの ついね

別れた。彼氏と別れた。 付き合い始めて一ヶ月ぐらい経ってから、彼氏の様子がおかしくなり始めた。 今の仕事をやめてほしいとか(まあガールズバーだからわかるが) 俺の趣味に興味を持って欲しいとか(ギターを弾いてるところをきゃあきゃあ言われたかったら…

見たことない泣き顔

朝方帰宅する 今朝、帰りの電車で準備中であろう駅のミスタードーナツの匂いがした 関西人なので「ミスド」というが、これは全国共通なのだろうか、とか思う ミスドの匂いに驚いて顔をあげたら明らかに虫か!?と思うような色合いのシールが電車の窓際に貼っ…

強いお酒にこわい夢

彼氏ができた 前回の記事を書いてから、24時間も経たないうちに。 相変わらずぺ◯ーずで会った男だったし、 付き合ってから体を重ねることはできなくて、順番が逆だったけど、それでも好きだと言ってくれて付き合うことになった 多分きっとクソサブカルメンヘ…

一生懸命まねしたけれどお姫様にはなれないきっと

四時前に目がパチリとあいてしまった どうしてもトイレに行きたくて、口が寂しくてカップ麺を開けた 嫌という程今日すでにご飯を食べているのになと思いながらも食べる こういう過食のケが出ている時はよくない 次に大きい波が来たときにわたしは多分外に出…

いつかは君に幸あれ

帰りの電車の頃にはもうすっかり日が昇る時期になった これから部活へ向かうショートカットの女の子たちの目線が、私にまとわりつく 私が学生の頃は、部活はしていなかったけど、髪の毛を伸ばすのは「女の子である」ということを許された女の子だけだと思っ…

脳が水滴を奪って乾く

人の気持ちなんかわからない その気持ちがわかるよ、とかいう人はたくさんいるけど、本当のことなんかずっとずっとわからない そもそも、目の前に話している人が本当のことを話しているとは限らない だからこそ慎重に相手の気持ちを考えて、想像しないといけ…

会えなくなる日は来る

昨日店の階段から転げ落ちた わたしのお店は雑居ビルの二階にある 8段目?ぐらいから落ちてものすごい音がした 最後に頭をぶつけたのだけど、そのときぼーんっと頭が鳴って、このまま死ねたらいいのに、とぼんやり思った 大丈夫ですか?って助けてくれたスタ…

死んでいる方がマシさ

昔から、人より少し要領が良く、理解力があった 得意なのは始業式の後にもらった国語の教科書に目を通すことで 苦手なのはその後みんな揃って授業や行動をする一年間 通知表の座学分野にはよくできましたに丸が並ぶ 体育の集団行動のところは頑張りましょう…

夢で逢えたらいいな

「お姉さん結構病みやすいの?いわゆるメンヘラ?じゃあ俺らの店くれば?元気でるよー!」 席を立ちながらそう言い放ったカウンター越しのホストに「考えておくね」とだけ言ってその背中を見送った 実際メンヘラだし、人に対して少し依存するところがあるか…

あい うぃる びー ふぁいん

先週末から、働いているお店が再開した 夜のお店なので、きっと賛否両論あると思うし、個人的には再開に反対だけど、でもやらなきゃ私だってご飯が食べれない。 だけど、びっくりするぐらい人が来なかったので、テレビやネットで見るよりも、きっと個人的に…

汚いこの命を君にあげるよ

友人が短歌を詠んでいる 短歌のことを勉強するために大学に入り、あれが苦手だと別の必修科目のことを愚痴りつつ、それでも短歌を読んでいる 好きなものがあって、それを学びたくて進学して、学んでいる彼女が心底羨ましいなと思ったし たくさんのことをたく…

抜け出したあの日あの部屋と

部屋の片付けをした この状況下の中なので、仕事が出勤停止になってしまったのである なので、まあ、時間がめちゃくちゃある ずっと散らかりっぱなしの部屋を片付けることにした。 ゴミ袋3袋。そのうち一袋はティッシュだった。 ティッシュ?そんなもの毎日…

世界で一番幸せだった

好きな人のことを諦めたり、距離を置いたりするときに、「好きの大きさ」を自覚する瞬間がいつも一番悲しい いくら好き!と思っていても、ふとした瞬間に忘れる人のことはきっとそこまで好きではない。そうやって忘れていった人が何人もいる だけど本当に好…

上手く笑わないと 落ち込むのは自分自身

推しの向理来と割と衝撃的な出会いをしてから約一年ほど経った 最初は好きだったセフレに似ているから、なんていう邪な理由で、まあでも知れば知るほど全然その人より誠実なので、ごんごん沼にはまっていった。 そもそも推しはAV男優で、その時点で、他の人…