さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

世の中が優しい日はひとつもなかった

 

 

きっかけは単純だった

母からLINEの返事がなかっただけ

 

なかっただけで?と思われるかもしれないけど

もう毎日毎日母のご機嫌をとるのに疲れていた

どうしても許せなかった

 

家に帰ってきたら、母は寝ていた

私と母のやり取りをつないでいた父からは「お母さん何もしないって言ってるから帰っておいで」と言われて帰ったが、何もしないどころか呼びかけには全くの無視だった

 

帰って、少しでも反応がなかったら

私が過去にされた殴る蹴るを絶対にやり返すと決めて帰った

 

布団から全く出てこないどころか、呼びかけても全く無反応な母を蹴る。無視。

30分ぐらいドタバタやらかしたが布団から出てこないので布団をひっぱがしたが、寝ようとするので、それを必死に起こして、無視するな、と怒るが無視

 

多分三時間ぐらい怒鳴り続けたし殴ったり蹴ったりし続けた

本当に疲れたし、途中でなんでこんなに怒ってるかわからなくなってきた

その間中「小学生だった私にここまでした」「こんなに殴られた」「痛い?私は痛くても学校に行った」と散々声を出したが無視された

 

途中で父が寝室にきて、止めに入られたが、目の前で蹴っ飛ばして「これが毎日続いた、まともに生きれるわけない」と言ったら「親としてどうしたらよかったのか、今更時間が戻るわけない」と言われたんだけど、それはそのときにお前らが考えることだったんじゃないかと声をかけたら寝られた

 

クタクタになって、リビングに行ったら、

自分の手が腫れていて、左手の親指の付け根がどこで引っ掛けたのか血が出ていた

 

相手が大人で無抵抗でも無視されてもこんなに力づくでやれば殴る方も血が出るのである

 

それを小学生の私にしてきた母はどんな気持ちで殴ったのか、何にも分からなかった

 

私のことを殴り続けた人を殴っても答えは分からなかった

 

ただ辛かったのはそれだけしても母が私を無視したことで、父は間に入るどころが睡眠をとったことで、私は本当に家に居場所がないなあと思った

 

どこに行けば許されるのか必死に考えている