さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

楽しそうで憧れちゃった

 

 

体が限界を迎えていたので仕事を休んだ、悲しくて悲しくて死のうと思っていたら、彼氏がてんてこまいになって私の母を召喚した、大嫌いな母親が来た、初めて東京へ来たという母親と歩く東京は楽しかった、母を見送る新幹線のホームでわんわん泣いた

 

どうして泣いたかはわからなかったけど悲しくて悲しくて悲しくて、一人になる、と思った

 

何がダメなのかわからない、週5で働いて土日休み、手に入れたかったもののはずなのに満たされない、私が手に入れたかったのは何なのか、ずっと考えてる、私の手に入らなかったものはもう手に入らない

 

昔読んだ周回遅れの大人たちみたいなブログをずっと探していて、ものすごく読みたい

ここ最近本当にその周回遅れを実感している、私はリップと眉毛だけ整えてなんにもバレてませんよみたいな学生時代を過ごしたかった、カラオケだってプリクラだってやりたかった、大学生にもなりたかった、居酒屋で働いて先輩の家で宅飲み、と乗せてる奴らを馬鹿にしながら一番そうなりたかったのは自分だ、そういうものになれなかった、ということがこの歳になって心の奥をきんきんきんきんと冷やす

 

そんなキラキラしたのは一部の人だけというのは一部のキラキラではないがある程度一般的、になれた人たちがよくいうセリフで、本当に本当にひとりぼっちで、バイト先でしか必要とされなかった私とは生きる世界も見てきたものも何もかも違う、そもそもバイト先で必要にされてると思い込んでただけ、ということから何もかも違う

 

誰と喋っても何を喋ってても学生時代はこんなだったのにね、という会話が度々出るがそんなものは存在しない、私の過去は薄暗くて死にたかった過去だけ、20歳で死ぬつもりだったから、基本的に過去の知り合いは全員もう全て「過去の人」なので何度考え直してもそんなものはない

 

彼氏とテーマパークに行きたいと思ってもこの時期は空いてるというので問い詰めたら元カノと行ったというので軽く発狂しそうになった、こんなとこでも周回遅れである

 

学生時代に年パスなんか持ったことなかった、夜明けまで飲むことまで覚えたのは大人になってからだから、まだ飲める、でも周りはもうそういうのは終えてる、私の知らないところで私の知らない顔をしている人が年々許せない、私だけがいつも置いてけぼり、もうずっとずっと他人に怒っている、私はこんなに寂しいのに、どうしてみんな楽しそうなの

 

20歳の時に死ななかった私がずっと私を責めてくる、死ねば楽になったのか、何もわからないけど許せないことだけが増えていく