さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

奇跡は一度だけ起こった

 

もう東京に住んで2ヶ月が過ぎた

 

なんとなく推しのことを気にすることが増えた

 

同じ国に住んでるんだから同じ空の下、と今まで言い続けてきたけど、家から電車に乗って15分以内に推しがいるかもとか思うと、たまにそわそわしている自分に気付く

 

もうイベントに行くことも課金することもきっとない

別に好きな人に会いに行くぐらい、と言ってくれた人もいる

でも自分のしでかしたことを考えると、もうダメなんだろうなと思うし、被害者ぶるわけではなくて、気にしなくていいことまで気にして傷つきたくないというのがある(もちろん気にしなければならないこともあるのは重々承知の上で)

 

たった一年と少しだったけど、あまりにも過ぎ去るのが早い一年だった、言葉にしても足りないぐらい、いろんな感情を受け取り過ぎたし、私も発信し過ぎた

 

私を見つけたら前みたいに全力で手を振ってくるんだろうか、私もびっくり隠れながらも手を振りかえすんだろうか、恋愛でも友情でもないこの感情はなんなんだろうか、なんて考えながら新宿で友達と待ち合わせる