さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

きっとずっとちゃんときちっと 覚えてられないよ

 

 

人の優しさにつかりすぎると、ついつい壊したくなる

 

ニートなのに彼氏は優しいし無理に働けとか言わないし、いやそもそも成人女性であり婚姻関係もない女が家に転がり込んでる時点で彼はもっとわたしに厳しくした方が良いな、と思うのだけど、多分わたしのことなので厳しくされたら逃げてしまいそう、とか思われてるのかもしれない(し、ちょっと当たってる)

 

カエルをお水から煮ると死ぬ、みたいな話があるけど、今のわたしは多分三分の一ぐらいはそれな気がする、彼氏の温かい優しさに浸かっていたら、このまま自立心をなくせばわたしはすぐにニートであることを怖いと思わなくなるし、きっと彼の優しさに甘えることに申し訳なさとか、一抹の不安みたいなものも、消え去ってまるで当たり前みたいな顔で彼の家に居座るんだろう

 

人の優しさがとにかくすごくこわい

 

いつ手のひらを返されるか分からない、それは出会って3ヶ月後かもしれないし、出会って3年後かもしれない、何回も何回も何回も壊すことを許されないと、自分が必要とされなくなったときの言い訳ができない、実際壊していなくたって、私とA、私とB、AとBも繋がっている、みたいな関係性で、私とBが壊れたから、と言って、私とAの関係性が途端になかったことになったりもする、これは別に学生の時から、そうだ私は蜥蜴の尻尾だった、と思い出す

 

きっと私があまり怒らずに、静かに事態を受け入れる、と思われがちで、ああもっと破天荒で頭がおかしかったら、こんなことには、もしくは真面目で関係性を壊すような人間ではなかったら。

 

一つの人間としかうまく関係を築けないし、誰かと仲良くなれることも稀、早めに私に優しくしてくる人をもっともっと失望させておかないと、勝手に期待されてしまう、私に期待なんかしたところで、厄介なことばかり増えるだけなのに

 

お願いだからもう私を捨てさせてほしい

この人は裏切らないなんて思わせないでほしい、いつか裏切られたら私はこわくて狂ってしまう

 

スヤスヤと眠る彼氏を横目に布団を抜けてこのブログを書いているのだけど、彼氏は起きたらきっと一番最初に私を探すし、私の周りの友人たちも同じ状況ならきっと私が戻ってきたか確認してから寝るだろうな、と思うとこの、タンパク質の塊の体が重たくて仕方ない(プロテインに水を混ぜた状態、人間とほぼ似たような物質になるはずなのに、魂が宿らないの、不思議)