さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

会えなくなる日は来る

 

 

昨日店の階段から転げ落ちた

 

わたしのお店は雑居ビルの二階にある

8段目?ぐらいから落ちてものすごい音がした

最後に頭をぶつけたのだけど、そのときぼーんっと頭が鳴って、このまま死ねたらいいのに、とぼんやり思った

 

大丈夫ですか?って助けてくれたスタッフさんの前で本当は膝を抱えて泣きたかったけど、大丈夫ですって立ち上がって帰った

1日経ったけど頭を打ったのに正直全然平気で笑える

昔起こした自転車事故の方が傷はないけど鞭打ちでずっと吐き気がひどかったので、今回は多分きっと大丈夫なんだと思う

 

チーママをしないかと言われている

いまだに断りきれなくて、でもみんなに楽しんで欲しくて頑張ってたら昨日の売り上げは良かった

 

その引き換えが階段から落ちた

頑張った後にこういうことがあるときっと私のやったことに何かしらのバチが当たったのかなとか考える

 

こういう時に泣けたらいいのに、と思いながら電車に乗っていたけどまあまあ体が痛くて、きっとそれを落ち着けるために体の中の物質が過剰に働いていて涙も出ないし寝付くのにもすごく時間がかかった

 

というか、これだけ落ちたのに骨一つ折れず、擦り傷だけでぱっくり割れたりもしてないの、丈夫な体だなあとかも思った

 

いつも常に辛い時は泣けない しんどいけど頑張るよ、なんて言ってしまう

だけど本当は心の底で助けて!と思っている ずっとずっと長い間苦しい

わたしの頑張りはまるで頑張るのが当たり前のように通り過ぎていく

誰も頑張ってるね、なんて頑張ってることに対して褒めてくれない気がする

 

ずっとさみしい

 

こういう時に彼氏の一人や二人でもいたら、電話しながら愚痴って悲しいって泣けるのかなとか思った

 

どうして彼氏という存在が助けてくれるなんて信じてるんだろう

 

だけど、バカらしいけど、信じないと、信じてないと、今まで好きになった人のことまで、何にもなかったことになるような気がして怖い