さよならの死

冷たく光る太陽のようだ

 

死なないでと思われることは、とても贅沢なことだと思う、人の価値を測るのにとても便利なので、構って欲しい人は死にたいなんて言って大事にされてるか試すんだろう

 

どれだけ試し行動じゃない、本当に死にたいと言っても、死にたいと口に出すのは暴力だと思う、それでも口に出さないと越えられない夜がある

 

たまに死にたくない時もある、死にたくない時はなんとなく魂がピカピカしている、すごく抽象的だけどぺかーっと光っている、電球の絵の上に三本線を描き足すようにピカピカしている

 

死にたい気持ちがすぐになくなるわけじゃないけど、死にたくない日と、死なないでと思われることが重なる夜がある、キリキリと痛む魂と、ピカピカ光る魂が同居して、ヒビが入って破裂して、結局贅沢さに死にたくなる、でも、なんとかまだ私生きていたいと思っている

 

突然降る雨も許せない、週末なかなか時間の取れない彼氏のこともムカムカしている、それでもこうしてやってくる魂と感情が揺れる夜に支えられて生きている